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独身の貯金額を公開(年代別)!みんな貯金ってどれくらい持ってるの?

独身の貯金額はいくらくらい?

独身の貯金額ってどれくらいあれば安心なのでしょうか?20代~30代の方を対象に、理想的な貯金額について調べてみました。年代別・性別別の平均貯金額のデータを元に、安心できる貯金額の目安について解説していきます。最後に貯金をするための具体策や心構えについても解説します。

令和5年調査結果の年代別貯金額について

20代~30代は人生の中でも重要な転換期。結婚、家の購入、子供の誕生など、大きなライフイベントが目白押しです。そんな時期に「どれくらいの貯金があれば安心なのか?」という疑問を抱えるのは、ごく自然なことです。実は金融広報中央委員会の調査によると、独身世帯の貯金額は年齢が上がるにつれて増加する傾向にあり、令和5年調査結果は以下のような結果が出ています。

*引用元:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年調査結果

【独身】20代~40代の貯金額(構成比)

独身の20代・30代・40代の貯金額の構成比は下記になります。

【貯金額】【20代】【30代】【40代】
0円43.9%34.0%40.4%
100万円未満23.0%14.5%11.1%
100~200万円未満10.9%6.2%5.2%
200~300万円未満5.3%7.4%4.0%
300~400万円未満4.9%6.2%3.7%
400~500万円未満2.6%4.0%2.5%
500~700万円未満4.0%5.6%4.6%
700~1,000万円未満2.2%3.4%7.7%
1,000~1,500万円未満1.6%7.4%6.2%
1,500~2,000万円未満0.0%1.9%2.2%
2,000~3,000万円未満0.0%3.1%4.3%
3,000万円以上0.0%4.0%4.3%
無回答1.6%2.5%3.7%

驚くことに各年代ともに一番多いのは貯金額が0円の人です。20代で43.9%、30代で34.0%、40代で40.4%も貯金のない人がいるのです。40代になっても貯金0円の人が5人中に2人もいるなんて、ちょっとショックですよね。自分の趣味や娯楽に無計画に使っていると、いつまでたっても貯金ができないという現実がこの数字に表れています。

【中央値】は20代20万円/30代56万円

単身世帯の20代と30代の貯金額の中央値と平均値は下記になります。

  • 20代単身世帯の平均貯蓄額:中央値20万円、平均179万円
  • 30代単身世帯の平均貯蓄額:中央値56万円、平均606万

【中央値と平均値の違い】
平均値:データの合計をデータの個数で割って得られる値
中央値:データを大きさの順に並べ替えたとき、ちょうど順番が真ん中になる値

引用元:京都府ホームページより

【傾向】
20代~40代の独身者の貯金額は、100万円未満が最も多くなっています。特に20代の場合は、約40%の人が300万円未満の貯金額で、さらに4人に1人が100万円未満の貯金額となっています。貯金額が100万円未満という方は「30代:14.5%/40代:11.1%」と、長年働いても貯金ができていないという方が一定数います。老後まではまだまだ時間がありますが、今のままだと老後資金が不安なのは言うまでもありません。

それでは二人世帯では、どれくらいの貯金額となっているのかもみてみましょう。

【二人以上世帯】20代~40代の貯金額(構成比)

既婚の20代・30代・40代の貯金額の構成比は下記になります。

【貯金額】【20代】【30代】【40代】
0円36.8%28.4%26.8%
100万円未満21.6%12.3%9.6%
100~200万円未満9.9%9.9%8.9%
200~300万円未満8.2%7.6%4.9%
300~400万円未満4.7%5.6%5.7%
400~500万円未満4.7%4.5%3.8%
500~700万円未満4.1%6.6%7.4%
700~1,000万円未満2.3%5.2%5.6%
1,000~1,500万円未満1.2%6.3%7.4%
1,500~2,000万円未満0.0%2.2%3.5%
2,000~3,000万円未満2.3%2.6%5.3%
3,000万円以上0.6%4.0%6.5%
無回答3.5%4.8%4.5%

2人以上世帯でも最も多いのは貯金額0円の人です。ただし、1人世帯よりも割合は少なく、さすがに40代になると26.8%にまで減ります。それでも4人に1人は貯金ないってことです。やはり結婚して共働きだと収入は二人の合算だけに、支出は増えても貯金できる工夫の余地ができるようです。一人の収入だとやり繰りするには限界がありますよね。

【中央値】は20代20万円/30代56万円

二人以上世帯の20代と30代の貯金額の中央値と平均値は下記になります。

  • 20代単身世帯の平均貯蓄額:中央値44万円、平均214万円
  • 30代単身世帯の平均貯蓄額:中央値200万円、平均526万円
  • 40代単身世帯の平均貯蓄額:中央値250万円、平均825万円

ちなみに50代~70代の独身&2人世帯以上の貯金額は下記になります。50代以上になっても貯金額0円の割合は多いので、何もしないで過ごしていると厳しい老後が待っているのが見えてきました。

【独身】50代~70代の貯金額(構成比)

【貯金額】【50代】【60代】【70代】
0円38.3%33.3%26.7%
100万円未満11.2%8.5%5.8%
100~200万円未満5.2%4.7%4.3%
200~300万円未満2.7%2.8%4.1%
300~400万円未満3.6%4.3%3.3%
400~500万円未満3.8%2.4%2.5%
500~700万円未満4.6%3.5%6.6%
700~1,000万円未満5.5%2.8%5.1%
1,000~1,500万円未満4.9%6.6%8.6%
1,500~2,000万円未満4.1%4.5%5.3%
2,000~3,000万円未満4.4%8.0%8.2%
3,000万円以上9.3%15.1%17.3%
無回答2.5%3.3%2.3%

【二人世帯】50代~70代の貯金額(構成比)

【貯金額】【50代】【60代】【70代】
0円27.4%21.0%19.2%
100万円未満9.1%5.9%5.6%
100~200万円未満6.4%4.5%5.1%
200~300万円未満3.8%4.3%4.3%
300~400万円未満3.9%3.0%4.7%
400~500万円未満3.8%1.9%2.5%
500~700万円未満5.6%7.2%6.2%
700~1,000万円未満5.5%6.7%5.8%
1,000~1,500万円未満8.9%6.8%10.2%
1,500~2,000万円未満4.2%5.4%6.6%
2,000~3,000万円未満5.4%9.5%7.4%
3,000万円以上11.2%20.5%19.7%
無回答4.8%3.2%2.6%

老後資金の準備:いくら貯めるべきかとその対策法

老後の生活は誰にとっても避けられないテーマであり、特に金銭面における不安は多くの人が抱えています。老後に必要な貯金額についての概要と、その不安を軽減するための対策を紹介します。これを読めば具体的な準備方法が分かるので、将来への不安を和らげることができますよ。

老後に必要な資金とは?

老後に必要な資金額は一人ひとり異なりますが、一般的に言われているのは「単身で1300万円、夫婦で2000万円程度」という目安です。これは様々な生活条件や期待寿命、医療費などを考慮した上での推定額ですが、実際の必要額は個々の生活スタイルや健康状態、インフレ率などによって左右されます。

計算式の基礎

老後資金の計算基準は、以下の式に基づきます。

必要な老後資金 = (年間支出 - 年間収入) × 老後の年数

この式をもとに、個々人が現役時代の収入や支出、予想される年金額を基に計算を行うことで、大まかな老後資金が算出できます。

実際の計算例

  • 単身世帯の場合:平均的な月収入13.5万円、月支出15.5万円で、年間で約24万円の赤字。65歳から90歳までの25年で必要な金額は624万円。これに医療費、介護費、葬式代を加えると、総額で約1304万円が必要となります。
  • 夫婦二人世帯の場合:月収入約24.6万円、月支出26.9万円で、年間約27.6万円の赤字。同じく25年で計算すると、生活費のみで717.6万円が必要。医療費、介護費、葬式代を加えると、総額で約2077万円が必要です。

老後資金の準備方法

老後の不安を軽減するための具体的な準備方法には、以下の3つがあります。

1. 早期の投資で資産形成

特に若い世代におすすめの方法です。早期からの投資により、複利の効果を最大限に活用し、老後資金を増やすことが可能です。例えば、40歳から65歳までの25年間で、1000万円を年利5%で運用すると、約3500万円にまで増える計算です。

2. 長く働くことでの収入確保

仕事を続けることで、必要な老後資金を減らすことができます。また、働き続けることで、社会とのつながりを保ち、精神的な満足感も得られるとされています。

3. 生活水準の見直し

老後の支出を収入内に収めることで、必要な老後資金を大幅に減らすことができます。これはすべての人にとって、もっとも現実的な方法かもしれません。

まとめ

老後資金に対する不安は多くの人が抱えるものですが、自分の生活水準や収入、支出をしっかり把握し、適切な準備をすることで、安心した老後を迎えることが可能です。ポイントは、早期からの準備と、継続的な見直しにあります。不安を感じたときこそ、今後の計画を立て、行動に移す絶好の機会です。

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